硫黄島からの手紙

↑を見てきました。
史実とされているもののある側面を的確に映像化した作品でしょう。どういったところで、これは作品であります。
ですが、見れば見るほど、政治の大切さと教育の大切さ。同時に、思考と広い視野の必要性を感じました。
人は、生きているかぎり多分大なり小なり戦いがあります。
生きるため、生活のため、誰かを守るため、一時の感情のため、金儲けのため、楽しみのため、生きる実感のため、等など。
理由は山のようにありますが、そこには一人で完結できる範囲の問題と、他人に対しての責任を必要とする問題があります。
自分が信じるもののためなら、人の命を奪ってもいいのか。
自分と違えば、人としての尊厳さえ考える必要はないのか。
自分の命というものは、周囲に対しどれ程の影響力をもっているのか。
戦争は碌でもない事だというのは、誰しも分かっているものです。
まぁ、一部の自分が戦場に出ることは無く、戦争に負けたところで責任を取る方法が仕事をやめる程度の責任感の薄い人は、簡単に正義を声高に叫ぶでしょうが。
ただ、同じ土俵で語ることではないのかもしれませんが、正義と言うものを声高に叫ぶのは法治国家であればある意味当然とも言える事であり、必要な事でもあるのです。
なればこそ、意見の違いが最終的に力による屈服を求めるのも、その一部であるのです。
さて、どうしたらいいでしょうかね。