冷静な部分もある

有事の際、というか身近で人が倒れたり呼吸停止しているのを発見した事ってありますか?
案外身近にある出来事なので、結構皆さん経験あるかと思いますが、ああいうときって妙に焦るというよりも不思議と冷静になるような気がします。
同僚が突然横で倒れ痙攣し泡を吹き下を噛み切りそうのなった時も、老婆が突然倒れ意識不明になっているのに居合わせたり、民宿で朝寝起きに廊下にでると風呂場から女性の悲鳴が聞こえ駆けつけるとこれまた老婆が風呂場に沈んでいたりした時も、助けなければと思うが故に意識的に冷静であろうと努力したものです。
が、ふと思うのが、本当に身近な人、例えば家族が倒れたりするのが一番ありえそうな場面なのですが、冷静でいられる自信は欠片もありません。
冷静に対処し、すべき事をせねば寧ろ危険になると分かりつつも、難しいだろうなぁ、と。
でも、やらねばなりません。私は専門知識が無いですから、殊更冷静でいる必要があると思うのです。
何故、今日そんな事を思ったかと言えば、目の前の親子連れの子供が突然倒れ、意識をなくしたときの父親の冷静な対応が鮮明に目に残ったからです。
親子の周りにいた知り合いの方が慌てて何をしたらいいかもわからず右往左往している中、父親は見事に動いているように見えました。
処置全てが正しかったかどうかは分かりませんが、顔を青くさせ手を震わせながらも、直ぐに救急車を呼び、子供に呼びかけ、呼吸を確かめ、姿勢を整えている姿は凄いと思いました。