悪意と善意

世の中には悪意と善意が、深く絡まりあって存在しています。
しかしながら、善意や優しさといったものはある意味それ自体が”優しい”が故に悪意の攻撃に対して弱い事が多々あります。
人間誰かを誹謗中傷する事は簡単なものです。上から人を見下すのも、人の粗探しするのも簡単です。
自分が分かっていることに対してだけは饒舌に、けれど知らないことには貝のように口を閉ざす。
自分が誰かより優れていると思いたい、もしくは思い信じているからなのか、純粋に他者に対して注意や助言を与える為に行っているかは分かりません。
ですが、想像以上に人は傷つき易い時もあるし、想像以上に悪意だけが増殖する事もあります。
一人で生きていけると思っている人が多いせいなのか、それとも、自分が凄いと錯覚しているのか。
でも思うんです。
私もきっとそんな悪意の連鎖の中にあるんじゃないかって。
なら、まず自分からその輪を抜けなくちゃって、ね。
優しさや善意は難しいものです。押し付けていいものでもないし、放置するだけが能でもありません。
でも、人を思いやる事の大切さだけは忘れないようにしたいものです。それが必ずしも出きるとは言えませんし、言いません。
私は完璧な人間じゃないですから…でも、努力だけはして見たいと思うのです。