色々な諸事情

先ず断っておきたいのは、世の中には純粋な思いから活動している反対運動家の方も居るということです。
技術的に、明らかにおかしな事に対して反対している方は事象もあると言う事は事実です。
と言うことを踏まえて、反対運動というものについて。
世の中には○○反対運動や環境保護団体、動物保護団体など様々な団体があります。
それらは、何かを守る為に行動している事は確かです。
ですが、それが例えば環境保護団体の全てが必ずしも”環境”を保護しようとしているわけではないのも、世界を見てみれば分かる事でしょう。
では、何を保護しているのか。それは、団体に金を出している組織の利益です。
例えば、ロックフェラーなどがその出資の大多数を占めている、とある環境保護団体は、地球温暖化の問題が顕著化してきた今でさえ、石油やガスがエネルギーとして一番だと叫んでいます。いや、化石燃料が悪いわけではありません。ただ、その使用後の事も考える必要があるのは事実です。そして、活動には多く政治的要素が絡んでくるのです。ならばと、利益を守る為に、情報発信の色合さえ違ってきます。
どうかわるかと言えば、例としていえば、エネルギー問題ではなくて何でも結構なんですが、実験方法自体が違っていた実験結果があったとします。
が、その結果が自分達に都合がよければ、それこそが真実。その後、適正な実験が行われ、その安全性が確認されても、ニュースでは一行にしかなりません。扱われても、トップニュースにはなりません。いや、トップニュースにしては"いけない"のです。よって、小さなものです。マスコミの報道には政治が色濃く反映されているという事に気がつかない人間は、間違った情報による危機意識だけが残ります。
そう、安全については万に一つの可能性があるのであれば、ダメだという理屈です。
はっきり言って、今の技術による完全な安全なんていうものは不可能でしょう。
更に人間のミス…ヒューマンエラーまで重なってきたりした日には、確立は更に上がります。
安全は万全を期す必要がありますが、完全には無理なのです。
ですが、情報はそうは発信されない。なんていう、事すらあります。
で、反対運動や保護団体が活気ずくわけです。だから、我々の言った通りではないか、とね。
更に、そんなおかしな情報発信の裏には、国際的な政治的駆け引きも混じってきます。
皆、自分の国がトップに立って強い発言権を得たいと思っていますから、情報全てが真実ではないのです。
いや、例え真実でも、受け取る我々にセンスがなければ元の木阿弥でしょうね。
多方面から何かを考える事をしないと、また、将来の世界を想像しないととんでもない事になります。
テレビで言っていたから、とか、本に書いてあったからとか、人が言っていたからとかだけで判断してはいけません。
思想的なものもあるでしょう。が、最後は自分の未来、ひいては未来の人たちの事を考えた視線で判断しなければいけないと思う今日この頃です。