「オーシャン・オブ・ファイヤー」

過去、どれほど言葉を用い正当化しようとしても出来ないことがアメリカの始まりにある。
そう、インディアンの虐殺。
その悲しい現実に向かって生きていく逞しい姿には思わず涙を誘われる。
其れはさておき。
馬が可愛い。
あの円らな瞳はそれだけで私を虜にする。
ウィゴ・モーテンセンも良かった。
カウボーイと呼ばれるインディアンとでも言おうか。
彼の役どころはとても微妙で其れでいて分かりやすかった。
しかし、いい人が死ぬのはどんな映画でもあるものだが慣れないものだ。
生きていて欲しいと願いながらも。
飼いならされていない”相棒”のマスタング・ヒダルゴと共に荒野や砂漠を颯爽と駆けるシーンなどは手を何時の間にか握ってスクリーンを見つめていた。