レスラー

遅れに遅れて、最後の最後と言うタイミングでミッキー・ロークのレスラーを見て参りました。
いやはや、ミッキーのはまり役と言わんばかりの素晴らしい配役でした。
監督が主役はミッキー・ロークしかいないと徹底的にこだわった結果、周りからは”それでは興行的に不安”と言われ製作費を減らされても、どこまでも愚直にミッキー・ローク使ったというお話を聞きましたが、なるほど監督は正しかったのでしょう。
不器用、そしてご都合主義的に幸せが待っているわけではない現実がどこまでもついてくる映画でした。
80年代という世界の匂いが漂ってくるように、今を生きている過去の人。
逃れられない時代と老いを、何とも悲しく見せてくれます。
生き様、それを追うお話。