相棒-劇場版-

今更ながら、相棒-劇場版-を見ました。
でも、私テレビでやっていたドラマを見た事がないのです。
見たいなぁと思いながら、未だ見ていない作品であるドラマの映画版を先に見ると言うのも不思議な感じですが。
さて、感想としては、先ず水谷豊の彼らしい動きを見る事ができて、懐かしく思いました。
刑事貴族とか思い出すなぁ。
内容は、政治色が強いのと中途半端に国の責任を個人に押し付けている感がありました。
あとは、マスコミとそれに同調する民衆に対する恐怖でしょうか。
まぁ、良くある光景ですよね。
理性的でもなく、深くも裏も考えず、表層的に自己責任を押し付ける。
自己反省を含めて、見ている途中で切ない気分になってしまった部分も。
確かに世の中、自分が多くの他人に迷惑をかける場面は枚挙にいとまが無く、全く持って共感できない訳ではないのですけれどね。
あとは、推理や頭脳対決のような場面の緊迫感が薄いかな。
でもでも、登場人物同士の台詞の掛け合いが、とっても面白かったです。
なんだろう、あの台詞回しのセンスって。
素晴らしかったです。
辻褄合わせがどうとか、手順がどうとか細かな事が気になる方は気になるのかも知れませんが、私は結構好きな映画でした。
ドラマも借りてきて見て見ようかな。