本当の所

歴史ってなんでしょう。
色々な学者さんが、色々な見解を仰っています。
色々な資料も、書いた人の思惑が何一つ付加されていないとは言い切れません。
数字は正直だといいつつも、数字にすら翻弄されてしまいます。
感情は横に置き、理論と証拠を横に並べても、何処かで矛盾が出てきそうに思ってしまいます。
宗教と歴史、戦争と歴史は大いに結びついていながら、宗教に基づく価値観と戦争に伴う感情、それらを根本において読み解く事自体が、人類の共通認識に至らない原因の一つだと勝手に思っているんですが、どうでしょう。
誰かにとっては正義でも、誰かにとっては悪になりうる。
何処かの国では英雄でも、何処かの国では大罪人かもしれません。
立場一つで、結論は大きく違うでしょう。
人は人を裁く裁判もとても難しいことだと常々思っておりますが、人が人の過去を語る歴史と言うものも、難しいものです。
人は理論だけで生きるでもなく、感情だけで生きるでもありませんから。
複雑であるが故に、成功と間違いがあり、その捉え方が違うからこそ、諍いも起きる。
で、結局何時も行き着くのは、何かを決めるのはとっても難しいものだという事。