エミリー・ローズ

”その裁判は悪魔の存在を初めて認めた”とかCMで言ってるあれです。
…認めた…のか?
とりあえず、あまり心底ホラーではない。
確かにびくっとする部分もあるにはあるが、司法の場が重要な感じ。
屁理屈つけようと思えば、検察も弁護側も幾らでも付けられそうな弁論大会は、裁判そのものだけど、キリスト圏の人間には多々納得できる…のか?
今一、向かう先が分からない映画だし、最終的にはすごく不明瞭。
悪魔の仕業だろうと、病気だろうと彼女を救う事が出来なかったというような人間の苦悩はあまり見当たらない。まぁ、神父とか親とかその辺は思っていたんだろうケド、どちらかと言えば悪魔の仕業だという事を主張したいってのが強い気がした。
つくづく人間ってのは建設的に出来ていないんだなぁ、って思ったり。