トロイ

今日映画「TROY」を見に行った。
ブラッド・ピットも素晴らしかったが、なんと言っても映画も良かった。
衣装も凝っていて素晴らしかった。
で、内容。
いつも思うが、映画も現実もだれが一番の原因者は難を逃れてその周りで一生懸命に生きている人を貶めているように思う。
今回は、トロイの国の王子、次男坊の方だ。
コイツが何の考えもなしに「愛のためだ!」なんぞとほざいて人の奥さん連れてきたせいで何千、何万の人が死んだ。
国の顔としての立場を完全に理解していない。
こんなのが上にいたトロイの国の民を不憫に思った。
そして、国を民を家族を守るために戦った多くのものたちに悲しみをおぼえる。
なぜ、戦い。なぜ、死なねばならぬ?
たった二人の悦びのために。
なぜ?
王族が日ごろ良い暮らしをしているのは代価があるからだ。
国を守り、民を守り。
そのためには王は自らを律し生きなければならない。
当然だ。人の金で生きているのだから。
だが、ソレさえも理解していない愚か者のせいで人生の終止符だ。
納得なぞできるものか。
愛のためといえばなんでも許されると思ったら大違いだ。
・・・・・・・なんて怒っていてもしょうがない。
なんというか悲しい物語だった。