遅い

通勤で峠道を通る。
一車線で見通しのきかない道だ。
大概そこを通る車は、自分が遅ければ待避所などに避けて後続の車の迷惑にならないように走る。
そう、焦らなくても自分がそれ以上速度を出せないのなら横に避けて追い越していってもらえば良い。
みんなそれぞれのペースで進まなければ危ないのが山道でもあるから。
が、今日は遅い車が一台。
それはもう遅い。
何十台と数珠繋ぎだ。
下りであるためにブレーキをかけることが劇的に増えてしまうほどに。
…疲れた。
待避所があったって絶対に避けないし、追い越しかけられそうな直線では道のど真ん中を走るのだ。
久々に頭にきた車だった。

・・
・・・そういえばこんなに頭にきたのって何ヶ月ぶりだ?